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吉松駅 (読み:よしまつ)
 明治36年(1903年)9月5日開業/有人駅/コンクリート駅舎/水洗便所有り
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かつては鉄道の要所だった駅
 吉松をはじめ鹿児島県は、昔は陸の孤島と呼ばれる程、到達困難な場所でした。
 ところが、鉄道が建設されてからは事情が一変します。
 明治36年に人吉〜吉松間が鹿児島本線として開通すると、それまで不便だった鹿児島と熊本以北の行き来が容易になったのです。
 そして大正5年、吉松〜宮崎間が貫通すると、分岐駅でもある吉松は、かつて無いほどの栄える事になりました。
 全ての農産物、生活物資の中継駅として。また、鉄道設備のほとんどが吉松駅にあった為に、優等列車を含め全ての列車が吉松に停車しました。
 利用者が増えれば鉄道員も増えます。年間で70万人を超える乗客が吉松駅を利用し、それを迎える鉄道員も600人はいたといいます。
 これらの理由で、吉松は「鉄道の町」と呼ばれるようになりました。
 しかし、鹿児島本線が海沿い(現肥薩おれんじ鉄道)に代わり、日豊本線も霧島神宮経由になると、少しづつ乗客が減りはじめます。
 そして、昭和40年代に入ると交通の主力も鉄道から自動車へと代わり、ついには現在の様なローカル線にまで追いつめられてしまいました。
 かつては鉄道の町とまで呼ばれた吉松も、今は昔の物語です。

沿線観光地
 九州新幹線開通後、人気が出てきた観光列車「いさぶろう」「しんぺい」号。そのお陰で、吉松駅も少し活気を取り戻した様です。
 駅構内には、SL記念館が併設され、駅前には吉松駅前温泉が出来ました。
 また、鉄道の町時代から愛されているお菓子、汽笛まんじゅうも健在です。

吉松駅の写真
駅舎
鉄筋コンクリート製の立派な駅舎です。
今では乗降客よりも乗り換え客の方が多いようです。
平成17年(2005年)2月14日撮影
駅名表(1)
駅入り口にある駅名表です。
白木の立派な看板です。
平成17年(2005年)2月14日撮影
改札口
緑の窓口こそありませんが、各種とくとくきっぷや指定席の発券、記念入場券などを扱っています。
平成17年(2005年)2月14日撮影
待合室
待合室は畳部屋になっていて、駅ノートまで設置されています。
ご覧の様に、疲れた旅人が一眠り、なんて事も出来ます。
平成17年(2005年)2月14日撮影
駅名表(2)
普通の駅名表です。
平成16年(2004年)10月29日撮影
駅売店
JR化後、しばらく店を閉めていた売店ですが、九州新幹線開通後の肥薩線人気で復活しました。
扱っているのは少量のお菓子と飲み物、弁当です。
平成16年(2004年)10月29日撮影
ホーム
肥薩線、吉都線の分岐駅でもあり、昔は繁栄した駅だけあって、こんな田舎でも2ホーム4線と立派な作りです。
平成16年(2004年)7月23日撮影
列車乗り継ぎ
普通観光列車「いさぶろう」と特急観光列車「はやとの風」は乗り継げるようになっています。
平成16年(2004年)12月16日撮影
バス停
一応、今でも分岐駅ですので、駅前にバス停があります。
ここからバスに乗っての周辺観光もいいですね。
平成16年(2004年)10月29日撮影
2つの記念碑
駅前には鉄道開通記念碑(左側)と開通100周年記念碑(右側)があります。
明治と平成、時代の違いが記念碑にも出ています。
平成17年(2005年)2月14日撮影
周辺観光案内
駅前に設置された周辺観光案内看板です。
真幸のスイッチバックの配線が違いますし、温泉マークがおおざっぱにしか書いていないのが辛いです。
訂正してもらおうにも、連絡先の電話番号まで書いてありません(汗)。
平成17年(2005年)2月14日撮影

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平成17年(2005年)4月3日公開
平成17年(2005年)4月11日訂補